キタムラ流 証明写真の豆知識
面接官に会う前に重要な第一印象を与える証明写真。まずは、男女問わず気を付けたい基本的な身だしなみマナーについてご紹介します。
履歴書に貼る証明写真には、本人の身だしなみや雰囲気を確認する以外に、本人確認の意味もあります。替え玉受験を防ぐ目的があるので、眼鏡やヘアスタイル、メイクなど、面接時のスタイルを想定して撮影しましょう。また、実際に会った際に証明写真の印象と大きく異なると、面接官は違和感を覚えます。過度な加工も控えた方が良いでしょう。
就職・転職活動で使用する証明写真を撮影する時は 、原則スーツを着用します。ワイシャツは白、スーツは紺などの落ち着いた色を選ぶと安心です。ホコリや汚れ、シワがついていると清潔感を損なうため、事前によく確認しましょう。
また、清潔感への意識に加えて、転職先の職種や業種に合わせた服装を心がけてください。ただし、私服勤務の企業を受ける場合でも、証明写真撮影時はジャケットや襟付きのカットソーなど、落ち着いた雰囲気の服装を選ぶとよいでしょう。
証明写真の背景は、白か青が基本です。履歴書用の写真の多くは、スーツの輪郭をはっきりと目立たせる薄めの青を使っています。清潔感のある爽やかな印象を与えることも期待できるでしょう。白はシンプルな半面、証明や顔色によっては白飛びしてしまう可能性もあるので、やや注意が必要です。
写真館や証明写真機であれば、基本的にどちらの色も間違いなく用意されています。
女性が証明写真を撮影する際に気を付けたい身だしなみについてご紹介します。女性特有の髪型やメイクについても解説していくので、写真撮影前には必ずチェックしてくださいね。
前髪は目や眉毛にかからない長さに切るか、横に流しましょう。特におでこや眉毛が見えると、表情を明るく豊かに見せられます。ジャケットやワイシャツの襟が隠れてしまうほど髪が長い場合は、一つに束ねるのが基本です。髪の長さに関わらず、耳を出すと スッキリと明るい印象を与えられます。
また、髪色は自然な地毛の色や黒が無難 です。ただし、女性であれば美容院で髪を染める際に使用する色見本の8トーン程度 までであれば問題ないでしょう。トーンとは、色の明るさを表す単位のことです。撮影前の髪色選びに迷ったら、美容師に相談しましょう。
女性の場合、2つボタンのスーツジャケットがスタンダードですが、銀行や公務員などの堅い職種の場合は、堅実な印象を与える3つボタンのスーツもよいでしょう。ボトムスはパンツ、スカートどちらでも構いません。また、胸元が大きく開いたブラウスは避けましょう。
結婚指輪以外のアクセサリー類は外すのがマナーです。
康的な印象を与えるナチュラルメイクを心がけましょう。淡い色のリップやチークを使うと、顔全体が血色良く仕上がります。マスカラの重ね塗りやラメ感の強いアイシャドウの使用は、派手すぎる印象を与えるので避けましょう。肌荒れが気になる部分や目の下のクマは、コンシーラーを使って隠すことで、より健康的な印象を与えられます。
男性が証明写真を撮影する際に気を付けたい身だしなみについてご紹介します。
髪型や服装はもちろん、メイクをする機会の少ない男性だからこそ意識したい顔の身だしなみについても解説していくので、写真撮影前にぜひチェックしてくださいね。
前提として、前髪が目にかかったヘアスタイルは避けましょう。表情が乏しく、清潔感のない印象を与えます。整髪料を使用し、目や眉毛がしっかり見えるように分けると好印象です。
全体では、ジャケットやワイシャツの襟にかからないくらいの長さに抑えましょう。スタイリング時は、サイドのボリューム感を抑え、耳が見えるよう整えましょう。無造作ヘアやツンツンと髪を立てたスタイル、がっちりと固めたスタイルを避けた方が無難です。
シャツのボタンは上まで閉めて、色や柄が派手すぎないネクタイを締めます。ボタンダウンのシャツはカジュアルな印象を与えるため避けましょう。ネクタイの結び方は、結び目が大きくなりすぎない「セミウインザーノット」や「プレーンノット」がおすすめ。ネクタイが緩んでいたり左右に傾いていたりすると、だらしない印象を与えます。撮影時はきっちり上まで締め、まっすぐ下に伸びているか確認しましょう。
証明写真撮影時のネクタイのデザインや結び方に関する詳細はこちら(動画付き)
就活ネクタイの選び方!面接や証明写真で好印象を与える色・柄は?
ひげは清潔感がない印象を与えるので、撮影前に剃っておきましょう。青ひげが目立つ場合には、メイクで隠すこともできます。最近では、肌荒れやクマを隠すために、男性がファンデーションやコンシーラーを使用することも珍しくありません。
また、前髪を上げたヘアスタイルにする場合は、不自然にならない程度に眉毛を整えておきましょう。
証明写真は面接官からの第一印象を大きく左右する、大切なポイントです。ここでは、履歴書の時点で好印象を与えるために気を付けたい、表情や姿勢のポイントについてご紹介します。
適度に上がった口角は、見た人に明るく爽やかな印象を与えられます。逆に口角が下がっていると、不機嫌な印象を与えてしまうため注意しましょう。無理に笑顔を作る必要はありません。「い」の口で口角を左右に引っ張った後に優しく唇を閉じると、歯を見せることなく自然な微笑みを作れます。
普段よりも少しまぶたに力を入れて、意識的に目を開けましょう。目線はレンズの中央をまっすぐ見ます。フラッシュに身構えてつい目を閉じてしまう人は、シャッターが切られる直前に目を閉じるとよいでしょう。眼鏡をかけて撮影する場合は、レンズに光が反射して目が写らないことがあります。撮影後は必ず確認しましょう。
本人確認の目的もある証明写真では、ななめや横向きの顔はNGです(※)。顔がレンズの正面にくるよう調節しましょう。あごは上目遣いにならない程度にひきます。顔の向きは自分では気づかないうちに曲がっていることもあるので、誰かに確認してもらいながら撮影すると安心でしょう。
※一部の業界や職種では斜めからの証明写真が指定されていることもあります。事前に確認しましょう。
上半身しか写らない証明写真で肩の高さに左右差があると、それだけでだらしのない印象になってしまいます。両肩を思いっきり上げてストンと落とした、自然と肩が開いた状態で、左右の高さが揃うよう調節しましょう。自分では気づかない身体の歪みもあるので、カメラマンや第三者に確認してもらいながら撮影すると安心です。
せっかく身だしなみや表情に意識を向けても、胸を過剰に反った姿勢や猫背の状態では、面接官に好印象を与えることはできません。つむじを糸で真上に引っ張られているようなイメージで、背筋を伸ばしましょう。おへその下あたりに力を入れて座ると、自然と良い姿勢になります。
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就活や転職の証明写真を撮影する際の身だしなみマナーや表情・姿勢のポイントについてご紹介しました。一般的なマナーが守れていないと、第一印象で常識がないと判断されてしまう可能性もあります。あらかじめチェックをしておきましょう。撮影時の姿勢や目線に気を付けるだけで、印象を大きく変えることができます。
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