/更新:2024年7月3日 公開:2020年07月20日
ファイナライズとは?ファイナライズ処理をする理由・処理が必要なDVDを解説
- # DVD# CD# Blu-ray(ブルーレイ)# ダビング# 8mm
「ダビングしたDVDが再生できない…」ということはありませんか?
これにはいくつかの原因が考えられますが、ファイナライズ処理をしていないことが原因かもしれません。
そもそも、ファイナライズとはいったいどのようなものなのでしょうか?そこでこちらの記事では、ファイナライズの意味やなぜ行う必要があるのか、具体的なやり方などを解説していきたいと思います。
ダビングしたDVDが再生できない!ファイナライズとは?
そもそもファイナライズとは?
ファイナライズとはダビングやコピーをしたDVD(録画可能なDVD)を、その作業をした機器以外でも再生可能にする(読み取り専用メディア)処理のことを指します。
レコーダーの多くが、ダビング処理とファイナライズ処理を別々で行っています。そのため、ファイナライズしたい場合は、まずはダビング処理を行い、後から自分でファイナライズ処理をしなければなりません。
ファイナライズをしないとどうなるの?
ファイナライズ処理しなくても、ダビングなどを行ったレコーダーであれば再生することができます。ただし、ダビングなどを行った機械以外での再生ができません。ファイナライズしていないDVDは追加で録画できる状態になっているので、情報が確定していない状態と言えます。多くのDVDプレイヤーは、DVDの情報が未確定だとデータを読み取ることができません。
ファイナライズが必要なDVDとは?
ファイナライズ処理はすべてのDVDで必要なわけではありません。ファイナライズが必要なメディアとしては、以下のようにまとめることができます。
DVDの種類 | ファイナライズ | DVDの特徴 |
---|---|---|
DVD-R/DVD+R | 必要 |
|
DVD-RW/DVD+RW | 必要 |
|
BD-R/BD-RE (ブルーレイディスク) | 不要 |
|
DVD-R/DVD+Rは書き込みが一度しか行えないので、一度ファイナライズするとその時点で追記もできなくなります。
一方で、DVD-R/DVD+Rの場合はファイナライズが必要ですが、基本的に自動でファイナライズしてくれるレコーダーが多いので、ダビングなどが完了した時点で使用可能です。また、ファイナライズの解除ができ、何度でも繰り返し書き換えられます。
ブルーレイにもファイナライズは必要?
ブルーレイでは、どのメディアでもそもそもファイナライズという考え方は存在しません。
ファイナライズに似たような機能として、追記・削除できないようにする「クローズ」や、誤ってデータを消さないようにする「プロテクト」処理を行うことができます。
操作方法等は説明書やメーカーHPで確認しましょう。
ファイナライズ処理の方法
ダビングを行ったDVDレコーダーでファイナライズ処理ができます。具体的なファイナライズ処理の方法は、メーカーのレコーダーによって異なるので、説明書やHPで確認することをおすすめします。レコーダーによっては自動でファイナライズ処理をしてくれるものもあるので、これを機に買い替えを検討するのも良いでしょう。
ファイナライズ処理がされたか確認するには?
ファイナライズ処理しても、メディアの見た目で見分けることはできません。実際にファイナライズ処理されたDVDかどうかは、次の2つの方法で確認ができます。
他のDVDレコーダーで再生する
前述したようにファイナライズをしていないと、ダビングで使用したDVDレコーダー以外のレコーダーでは、再生できない場合が多いです。そのため、他のDVDレコーダーを持っている場合は、再生してみてファイナライズができているかをチェックすることが可能です。
パソコンで再生してみる
パソコンで再生し、以下の項目を確認することで、ファイナライズできているかどうかをチェックできます。
- ディスク名が文字化けしていないか
- DVDの容量が0バイトになっているか
- Video-TS/Videoモード/Videoフォーマットで焼かれているか
こちらをクリアできていれば、ファイナライズできている可能性が高いと言えます。
ダビングしたDVDをファイナライズする場合の注意点
ダビングしたDVDをファイナライズする際に処理を誤ると、メディアを使用できなくなる可能性もあるので注意が必要です。
主な注意点としては、次のような項目が該当します。
ファイナライズするとDVDに追加で録画できない場合がある
DVD-R、DVD+Rはファイナライズすると書き込みができない仕様になります。もし繰り返し書き込みをしたい場合は、ファイナライズが解除できて、書き換え可能なDVD+RWなど専用のディスクを使用しましょう。
ファイナライズ処理ができないときは?
ファイナライズ処理ができないときはメディア自体に不具合が生じている可能性があります。代表的な不具合としては、ディスクの記録面の汚れや湾曲などが該当します。汚れている場合は、乾いた布でやさしく拭き取ってください。また、メディア側ではなく機器のレンズが汚れている場合もあるので、清掃してみましょう。
ダビングやファイナライズが面倒な方は業者に依頼するのもおすすめ!
ファイナライズについて解説してきましたが、必要器機を用意したり、慣れない操作を行ったりなど手間や時間がかかります。手間をかけずに、複数枚にダビング・ファイナライズしたい!という方はダビングサービスの利用がおすすめです!
カメラのキタムラでも、以下のようなダビングサービスを行っています。
- ビデオテープ(VHS)をDVDへダビング
- 8ミリビデオの映像をDVDへダビング
カメラのキタムラで注文できるサービスを1つずつご紹介していきます!
ビデオテープ(VHS)をDVDへダビング
ビデオテープ(VHS)をDVDにダビングできるサービスです。店頭受付と宅配受付があり、料金と仕上り日数はそれぞれ異なりますが、忙しい方や近隣店舗がない方にはネット注文も好評です。
ビデオテープ(VHS)だけでなく、miniDVやβなど6種類のテープのダビングにも対応。薄くて保管しやすいDVDにダビングすれば、大切な思い出をいつでも楽しむことができますね。
価格
店頭受付の場合、ビデオテープ(VHS)1本につき1,780円(税込)※~。テープ修復サービス(カビ取りやテープ切れ)込みでも同じ価格です。ネット注文の場合は、宅配料金がプラスされた料金になります。
※ 2024年7月3日時点での情報です
8ミリフィルムの映像をDVDへダビング
8ミリフィルムからのDVDでは、業務用映写機から投影された映像を、放送局仕様の映像変換装置にてダイレクト録画できます。元のフィルムを限りなく劣化させないで製作できるので、よりダビングレベルが高いのが魅力的です。
複数のリールを1つにつなぐなど、別途技術料がかかりますが録画可能時間までなら何本でもフィルムをつないでまとめることが可能です。
費用は5,500円(基本料金1,100円+10分以内 4,400円)※~です。※ 2024年4月1日時点
ご自身の若いころの映像をDVDにまとめて保存したい、映写機がなくて再生できないなどの場合、ぜひダビングサービスを利用して、8ミリフィルムに撮られた思い出をもう一度ご家族でお楽しみください!
ダビングしたDVDが再生できない場合はファイナライズ処理が完了しているか確認しよう!
ダビングしたDVDが再生できない原因として、ファイナライズをしていない可能性が挙げられます。ダビングしたDVDを他のレコーダーで再生するには、ファイナライズ処理が必要です。
ただし、DVDの種類によってはファイナライズ処理すると以後録画できなくなってしまうものもあるので注意しましょう。繰り返し録画をしたい、またはファイナライズ処理をしたくない方はDVD+RWやブルーレイを使用するようにしましょう。
ダビングやその後のファイナライズが面倒!時間をかけたくない、という方はダビングサービスの利用がおすすめです。カメラのキタムラではDVDやSDカード、ビデオテープ(VHS)等の映像のダビングサービスを行っています。是非チェックしてみてください。
※記事の内容は記事公開時点での情報です。閲覧頂いた時点では商品情報や金額などが異なる可能性がございますのでご注意ください。
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