公開:2021年09月01日
ダビングしたDVDが再生できない場合の対処法!原因やファイナライズ方法を徹底解説
- # DVD# ダビング
録画したテレビ番組や撮影したビデオなどをダビングしたDVD。いざ再生しようとしたら、なぜかうまく再生できないという経験がある方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ダビングしたDVDが再生できない原因とその対処法をご紹介します。気になる「ファイナライズ」についても合わせて解説しているので、ぜひご覧ください。
ダビングしたDVDが再生できない時の原因と対処法
DVDへダビングや録画を行った後、いざ再生機器に入れた際に再生できないことがあります。ここでは、ダビングしたDVDが再生できない原因とその対処法について解説します。
DVDディスク自体に傷や汚れがついている
DVDの読み取り面に傷や汚れがあると、正常にダビングが完了せず映像や音が飛んでしまうことがあります。また、ダビング時は傷や汚れがない状態でも、ダビング後のDVDに傷や汚れが発生することで、正常に再生できなくなる恐れがあるので注意が必要です。
ダビングする前や再生する前にDVDディスク自体の損傷や汚れなどがないか確認し、もし汚れている場合は、傷つけないよう柔らかい布で優しく拭き取りましょう。
DVDディスクの種類に再生機器が対応していない
一概にDVDと言っても、DVD-RやDVD-RWなど、さまざまな種類が存在しています。
DVD-Rは汎用性が高く、多くの再生機器で対応していることが多いですが、その他の種類については対応機種が限定されることもあるので注意が必要です。お持ちの再生機器が対応しているDVDを事前に確認して、適切な種類を選びましょう。
DVDの種類について詳しく知りたい方はこちらのコラムもご参照ください。
関連コラム『 DVDのダビング方法を解説!DVDの種類や各ダビング方法をご紹介 』 DVDの種類
DVDの記録形式が再生機器に対応していない
VRフォーマット | ビデオフォーマット | |
---|---|---|
再生機器 | VRフォーマット対応機器のみ | ほとんどの機器で対応 |
ファイナライズ | 不要 | 必要 |
CPRM※ | 対応 | 未対応 |
対応放送 | 地上デジタル放送 BSデジタル放送 | 撮影動画 アナログ放送 |
購入したダビング用のDVDは使用する前に初期化を行い、お持ちの家庭用DVDプレーヤーで再生できる記録形式にする必要があります。記録形式にはVRフォーマットとビデオフォーマットの主に2種類があり、特にVRフォーマットは対応機器が限られているので、お持ちの再生機能が対応しているかダビング前によく確認しましょう。
CPRM(Content Protection for Recordable Media)
1回のみ録画可能なデジタル放送をダビング後、他のメディアへのデジタルコピーを防止する著作権保護技術。ハードディスクに記録した映像をDVDにダビングすると、同時にハードディスクの映像が消去される仕組みです。
前提として、1回のみ録画可能なデジタル放送は、CPRMに対応したDVDでないと録画ができません。
ファイナライズ処理ができていない
ダビング処理を行った機器では再生できるが他の機器で再生できない、という時はファイナライズ処理が原因の可能性が高いです。
ビデオフォーマットで書き込みを行ったDVDはダビング後に「ファイナライズ処理」を実施しないと、ダビングで使用した機器以外で見ることができません。
ファイナライズとは?
ファイナライズとは、ダビングしたDVDを他機器でも再生可能にする処理のことを指します。ファイナライズしDVDを読み取り専用状態にすることで、他機器でも再生できるようになるのです。ダビングした機器以外でも再生したい場合には、ファイナライズを行うことが必須といえるでしょう。
一方で、DVD-Rでは、一度ファイナライズをしてしまうと新たに書き込めなくなるので注意が必要です。
ファイナライズ処理が必要なDVDの種類
DVDの種類 | ファイナライズ | DVDの特徴 |
---|---|---|
DVD-R/DVD+R | 必要 |
|
DVD-RW/DVD+RW | 必要 |
|
BD-R/BD-RE (ブルーレイディスク) | 不要 |
|
DVD±Rは、一度だけ録画や記録を行うことができるDVDなので、録画した後は変更したり削除したりすることができません。特に、一度ファイナライズ処理をしてしまうと、容量に余裕があったとしてもそれ以降、書き加えることもできなくなってしまうので注意が必要です。
DVD±RWは、約1,000回まで書き込みや書き換えが可能な DVDで、記録したデータの編集や削除もできます。また、一度ファイナライズ処理をした後でも解除処理することで、何度でも書き込みできる点が魅力的です。
ブルーレイディスクのファイナライズ処理は必要?
DVDと違い、BD-RやBD-REなどのブルーレイディスクはDVDと規格が異なるためファイナライズ処理する必要はありません。ダビングしたブルーレイディスクが機器で再生できないという場合は、DVDと同様にディスクに汚れや傷がある可能性が高いです。傷つけないよう、優しく汚れや傷を取り除きましょう。
ダビングしたDVDをファイナライズする方法
使用するDVDレコーダーによって、ファイナライズ処理の方法は異なります。ファイナライズ処理を行う際は、メーカーの取り扱い説明書などで詳細を確認してください。基本的に、レコーダー画面にガイダンスが表示されることが多いので、案内に従い処理を進めましょう。
中には、自動でファイナライズ処理できるレコーダーやパソコンもあります。面倒に感じる人は、対応機器を購入するのもおすすめです。
カメラのキタムラのダビングサービスもおすすめ
もし自分で上手くダビングできない、また面倒という場合は専門業者に依頼する方法もあります。カメラのキタムラでもさまざまなダビングサービスをご用意しているので、ぜひご覧ください。
スマホで撮った動画をDVDに保存できるサービス
容量を圧迫しがちなスマホ内の画像や動画をDVDに保存できるサービスです。TVでの再生に便利な圧縮か、バックアップ用にうれしい無圧縮か、保存の目的に合った保存形式をお選びいただけます。最短翌日にお渡しが可能なので、急いでスマホの容量を確保したいという時にもおすすめです。
ビデオテープからDVDへダビングできるサービス
VHSなどのビデオテープに保存された映像をDVDへダビングするサービスです。再生機器の生産終了や保管場所の確保の難しさから、何かと扱いに困るビデオテープ。カメラのキタムラなら、カビや劣化などビデオテープ自体のトラブルを補修しながら、大切な思い出をDVDにダビングすることが可能です。
8mmフィルムの映像をDVDへ保存できるサービス
カメラのキタムラでは、今ではほとんど見ることがなくなった8ミリフィルムのダビングも行っています。映写機で投影した映像を直接録画するので、フィルムを劣化させずにダビングが可能です。経年劣化して見られなくなってしまう前に、8ミリならではの味わいある映像をDVDへダビングしてみませんか。
DVDが再生できない原因を明確にして適切に対処しよう
ダビングしたDVDが再生できない原因とその対処法をご紹介しました。特に、ダビング処理を行った機器以外で再生できない場合は、ファイナライズが為されていない可能性が高いです。適切にファイナライズを行い、確実に再生できるように処理しましょう。
カメラのキタムラでは、スマホはもちろん、ビデオテープや8mmフィルムからDVDへのダビングも承っています。家のテレビやパソコンで見られるよう、大切な思い出をしっかりDVDへ保存するので、ぜひお気軽にご利用ください。
※記事の内容は記事公開時点での情報です。閲覧頂いた時点では商品情報や金額などが異なる可能性がございますのでご注意ください。
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