/更新:2024年7月3日 公開:2021年07月30日
Hi8(ハイエイト)をDVDにダビングする方法は?手間いらずのおすすめサービスを紹介!
- # VHS(ビデオテープ)# DVD# ダビング# デジタル化
Hi8(ハイエイト)は、1988年に製品化され90年代に主流であった家庭用ビデオカメラの規格です。「ビデオカメラが動かなくなって再生できない」「押し入れの中でテープが山積みになって眠っている」とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Hi8のお蔵入りを防ぐには、DVDへのダビングがおすすめです。大切な思い出をテレビで楽しめるだけでなく、コンパクトに収納できるでしょう。そこでこの記事では、Hi8をDVDにダビングする方法やおすすめのダビングサービスを紹介します。
Hi8のダビングはお早めに!
「いつかはダビングしよう」と思っていても、つい面倒に感じて収納先にそのまま放置……という方も多いでしょう。しかし、Hi8は適切に保管できていなければ劣化してしまいます。劣化が進むと、大切な思い出が消失してしまうかもしれません。ここでは、Hi8のダビングを急いだほうがよい理由を紹介します。
劣化で手遅れになるかも
磁気で記録しているHi8は、長期間放置することで重なり合ったテープ部分の磁気が干渉し合います。この現象は「転写」と呼ばれ、映像にノイズが入ったり、正常に再生できなくなったりする原因となります。
また、長期間に渡って押し入れや戸棚の中で保管したHi8は、知らぬ間にカビが発生しているケースがあります。そのまま再生するとテープが切れてしまう恐れもあるでしょう。すでにカビが生えてしまったテープを自分で手入れするのは非常に困難です。劣化が深刻になる前に、早めのダビングをおすすめします。
ビデオデッキが入手困難に
Hi8、VHS、VHS-C、β(ベータ)、miniDVなどを再生・録画するためのビデオデッキは、すでに生産終了しています。今後、新品のビデオデッキは生産・販売されないため、自分でダビングするために入手が必要な場合は中古製品を探すことになるでしょう。
しかし、希少価値が高まったビデオデッキは価格の高騰も懸念されます。自分でダビングすることへハードルの高さを感じているうちに、時間が過ぎてしまうのは避けたいものです。スムーズなHi8のダビングを実現するためにも、ダビングサービスへ依頼することは賢明な選択といえるかもしれません。
Hi8のダビング方法は大きく4パターン
Hi8のダビング方法にはいくつかの選択肢があり、方法によって使用する機材や手順が異なります。まずは、ダビング方法の種類と準備するものを把握し、進める手順をイメージしてみましょう。ここでは、Hi8の4つのダビング方法とその特徴を紹介します。
1.ビデオデッキとDVDレコーダーを使用する
再生用のビデオデッキまたはビデオカメラと、録画用のDVDレコーダーを使う方法で、パソコン操作は必要ありません。再生機とDVDレコーダーを接続ケーブルでつないでダビングします。再生機がない場合は購入が必要です。
【準備するもの】
- ビデオデッキまたはビデオカメラ
- DVDレコーダー
- 接続ケーブル
- DVD
- Hi8テープ
2.DVDライターを使用する
DVDライターを使えば、パソコン操作なしでHi8をDVDにダビングできます。DVDライターと再生機をケーブルで接続し、録画ボタンを押すだけのシンプルな操作性が魅力です。
【準備するもの】
- ビデオデッキまたはビデオカメラ
- DVDライター
- 接続ケーブル
- DVD
- Hi8テープ
3.ビデオキャプチャーを使用する
「ビデオキャプチャー」と呼ばれる接続ケーブルを使ってデータをパソコンに取り込み、直接DVDに書き込む方法です。ドライブやソフトウエアのインストールなど、パソコン操作を必要とします。
【準備するもの】
- ビデオデッキまたはビデオカメラ
- コード型ビデオキャプチャー
- パソコン
- DVD
- Hi8テープ
また、パソコン不要のビデオキャプチャーもあります。DVDへの記録はできませんが、SDカードやUSBハードディスクにダビングが可能です。再生用のビデオデッキまたはビデオカメラと接続するだけで簡単にダビングができます。複雑な操作が苦手な方でも、戸惑うことなく進められるでしょう。
【準備するもの】(パソコンを使用しない場合)
- ビデオデッキまたはビデオカメラ
- パソコン不要のビデオキャプチャー
- 接続ケーブル
- SDカード
- Hi8テープ
4.ダビングサービスを利用する
自分でHi8をダビングする以外に、業者のダビングサービスを利用する方法もあります。プロに依頼すれば、自分で機材を準備する必要はありません。
Hi8ダビングを請け負う業者の形態はさまざまです。インターネットからのみ注文を受け付けているサービスや、店舗型で店頭注文を受け付けているサービス、店頭注文とネット注文の両方に対応しているサービスもあります。業者・店舗によっては、期間限定もしくは随時キャンペーンを実施している場合もありますので、依頼前に問い合わせてみるのがおすすめです。
ダビング方法別メリット・デメリット
Hi8のダビング方法は大きく分類すると「自分で機材を使ってダビングする」「業者に依頼する」の2パターンに分かれます。両者の特徴を知ることで、自分にとってどちらの方法が最適か見えてくるでしょう。ここではそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。
自分でダビングする場合
自分でHi8をダビングする場合、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
|
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ビデオデッキやビデオカメラが古くて使えない場合、ダビングのために再度購入する必要があります。中には生産終了の機材もあり、入手しにくいことが予想されることは懸念点です。
ダビングしたい本数が少ない場合、機材の購入費用に加え探す手間がかかることもあるため、割に合わないと感じるかもしれません。また、本数が多い場合は、作業時間が多く必要となることから、時間の確保が課題になりやすいでしょう。
ダビングサービスを利用する場合
Hi8のダビングサービスには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
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全ての作業を業者に任せられるため、機材の操作に困ったり作業時間のためにスケジュールを調整したりする必要はありません。薄くて切れやすいHi8テープも、プロによる作業であれば安心できます。
自分でダビングできない、手間を減らしたいならダビングサービスがおすすめ
自宅でのダビングは好きなタイミングにできることがメリットです。しかし、「手間をかけられない」「機材の操作が心配」という方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのがダビングサービスです。ここでは、ダビングサービスの特徴を詳しく紹介します。
プロにおまかせの簡単ダビング
ダビングサービスなら、Hi8をお店に持ち込む、または送るだけであとは全て任せられます。機材の調達、ダビング前の設定作業、ダビング作業といった時間のかかる工程を省けるため、忙しい方にもおすすめです。
また、ダビングだけでなく、カビ取り・テープ切れなどの修復に対応しているサービスもあります。プロに頼ることで、面倒な作業なしで高品質な仕上がりが期待できるでしょう。
ダビングサービスはこんな方にぴったり!
Hi8のダビングサービスは、以下のような状況の方に最適です。下記のうちひとつでも当てはまる方は、ダビングサービスの利用をおすすめします。
- ビデオデッキやビデオカメラが壊れている、または持っていない方
- パソコンの操作や機材の設定が苦手な方
- Hi8テープの本数が多く、自分でダビングするのは負担が大きいと考えている方
- しまい込んだままのHi8テープをすっきりまとめたい方
自分でダビングすることに不安がある場合は、プロの力を頼るのも賢い選択といえるでしょう。大切な思い出が詰まったHi8を手軽によみがえらせることが可能です。
Hi8ダビングサービスを利用するときに確認しておきたいこと
Hi8のダビングサービスは、業者や店舗によって料金形態や仕上がりの納期、収録可能な時間などが異なります。具体的な項目を念頭に置いておけば、自分に合ったダビングサービスを選べるでしょう。ここでは、Hi8のダビングサービス利用時に確認しておきたいポイントを3つ紹介します。
Hi8で記録している映像の時間
Hi8は60分、120分、180分の規格がありますが、3倍モードを使えばそれ以上の記録も可能です。「昔のことで何分記録されているか分からない」ということもあるかもしれません。
3倍モードで録画した場合、120分のテープは360分まで記録していることもあるため、できれば記録時間を把握して注文できるとスムーズです。事前の見積もりも、より正確な額に近づきます。
ダビング納期や料金形態
「ダビングの仕上がりはいつか」「料金はいくらかかるか」のチェックも欠かせません。詳細を知らずに注文すると、希望の日までに仕上がらなかったり、追加料金がかかって困ったりする場合があります。Webサイトでのリサーチや電話で問い合わせして、事前に把握しておきましょう。
また、仕上がりに満足するためには、サービスの取引実積や業者の信頼性の高さを確かめることも大切です。価格が安ければ安いほどよいとは限りません。大切な思い出を託せる会社か、トータルで判断できると安心です。
注文方法や受け取り方法
注文方法や受け取り方法は、快適にサービスを受けるために確認しておきたい、大切なポイントです。業者によって異なるため、Webサイトや電話で確かめましょう。
店頭注文であれば、依頼から受け取りまで全てをお店で行うこともあります。ネット上で注文し、原版を宅配便などで受け付けている場合は、お店に足を運ぶ必要はありません。ライフスタイルや好みに合わせて、最適な注文・受け取り方法を選びましょう。
Hi8のダビングはカメラのキタムラにおまかせ
カメラのキタムラでは、Hi8をDVDにダビングするサービスを行っています。「Hi8の再生機がなくて困っている」「機械が苦手で自分ではダビングできない」という方にぴったりです。ここでは、カメラのキタムラが提供するDVDダビングサービスの特徴や魅力を紹介します。
Hi8をDVDへダビングしてお蔵入りを防ぐ!
カメラのキタムラでは、耐久性・耐光性が高く、データの保存性に優れた国産のDVD-Rを使用しています。専用DVDケース付きで整理しやすく、スペースを取らずに収納していただけるでしょう。
DVDを再生すると、映像に合わせたチャプター(見出し動画)を自動で表示します。見たい場面をすぐに探せるので便利です。このように、カメラのキタムラでは「品質のよさ」「保管のしやすさ」「使いやすさ」に徹底したDVDを提供しています。
ご注意版権・著作権のある映像、公序良俗に反するような映像は受付できません。
スマホで楽しめる「スマホプラス」のご利用で編集も可能
専用アプリ「スマホプラス」では、Hi8からダビングした思い出の映像をスマホでも楽しめます。操作方法はとてもシンプルで、アプリを起動してQRをかざすだけです。動画の視聴だけではなく、不要なシーンのカットやタイトルや日付の入力もできます。
ダビング料金に、プラス600円(税込)※で利用可能です。専用トールケースと、動画の内容が分かるインデックスも付いています。※2024年7月時点の情報
店頭&ネット注文でより便利に
カメラのキタムラのDVDダビングサービスでは、店頭注文とネット注文の両方を受け付けています(料金体系は異なります※)。状況に合わせてお好みの注文方法が選択できるため、お店で相談したい方にも、自宅から見積もり・注文をしたい方にも最適です。※2022年1月時点の情報
傷みがあるときは補修対応サービスも
カメラのキタムラでは、テープに切れやカビが発生している場合に補修対応を行っています。修復可能なテープの状態は程度にもよりますが、「傷があるから……」と諦める前にまずは一度ご相談ください。
店頭注文の場合、万が一テープ切れやカビがあった場合もまとめて対応できる「プレミアムパック」をオプションにてご用意しています。把握していなかったテープのトラブルがあったときも安心と好評です。
ネット注文の場合、ダビング料金に補修費用が含まれているため、原則追加代金はかかりません。※2022年1月時点の情報
まとめ
Hi8のダビング方法は「自分で機材を使ってダビングする」「業者に依頼する」のどちらかになります。自分でダビングする場合、機材を揃えたり作業に時間を費やしたり、何かと手間がかかります。Hi8のテープは繊細なため、劣化が進んでいると作業中に切れてしまう恐れもあるでしょう。
手間をかけずにハイクオリティな仕上がりを求めるなら、プロの力を借りるのがおすすめです。カメラのキタムラではHi8含め、ビデオテープのDVDダビングサービスを提供しています。Hi8に詰まった大切な思い出を、もう一度テレビで楽しんでみませんか。
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