/更新:2024年7月3日 公開:2021年06月25日
ビデオをDVDにダビングしよう!ダビングサービスのメリットと注意点も解説!
- # VHS(ビデオテープ)# DVD# ダビング# デジタル化
古いビデオをたくさん持っているものの、ビデオデッキの故障などで見られなくなっている方も多いかもしれません。思い出や記録を鮮明に保ち続けたい、ビデオの中身を再び見たいなどと考えているときは、ビデオをDVDにダビングすることで解決するでしょう。
そこでこの記事では、DVD化するときの方法を詳しく解説します。ビデオテープの劣化が気になる、保管スペースを削減したい・・・そんなお悩みをお持ちでしたらDVDへのダビングは効果的です。いくつかの方法をメリットと注意点に分けて解説しますので、自分に合った方法を探すのに役立ててくださいね。
ビデオはDVDにダビングするのが正解!な理由
ビデオをDVDにダビングするのがよいと聞くと、なぜだろうかと疑問に思う方もいるかもしれません。ここでは、ビデオをDVDにダビングすることがおすすめの理由を解説します。ビデオ本体の劣化への備えや収納スペースの問題、再生デッキの生産終了という、3つの視点から見ていきましょう。
思い出が詰まった映像の寿命が延びる
ビデオは、テープに塗布された磁性体にデータを記録することで映像を保持する仕組みです。磁性体は磁力を帯びた物質ですが、その磁力は永続するものではありません。経年劣化で磁気が徐々に弱まり、いずれは再生できなくなってしまいます。個体差はありますが、寿命はおおむね10年程度です。従って、あまりにも古いビデオは再生できない可能性もあります。
DVDにも経年による劣化はあるとされており、永遠に画像を記録しておけるものではありませんが、古いビデオが再生できるうちにダビングしてしまえば、思い出や記録の寿命を大幅に延ばせるでしょう。なお、DVDの寿命を測る統一的な基準はありませんが、長期保存を目的としたDVDの中には30年以上の長期間にわたって記録が保持できるとされているものもあります。
保管場所を削減できる
ビデオと比較すると、DVDのほうがコンパクトなために保管場所を削減できるのもメリットです。例えばVHS1枚のスペースに2枚以上保存することも可能なため、ビデオが大量にある場合はDVD化することによって大幅にスペースを削減できるでしょう。
なお、一般的なビデオ(VHS)の記録時間はSP(標準)モードで2時間~3時間程度です。片面2層(容量8.5GB)のDVDの記録時間はSPモードで約3.6時間であることから、場合によってはDVDの枚数も少なくできます。
ただし、VHSとDVDではデータの記録方法が違うため、容量の厳密な比較はできません。記録容量の差についてはあくまでも目安と考えたほうがよいでしょう。
VHSデッキの生産が終了している
ビデオを再生するのに必要なVHSデッキは、すでに日本国内で生産されていません。最後まで生産していたメーカーが2016年7月31日で生産を終了したため、時間がたつにつれて入手しにくくなることが予想されます。
生産終了によって懸念されることは、新品のVHSデッキを入手しにくくなるだけではありません。故障したときに修理用パーツを入手できない可能性が高まることも大きな懸念材料です。
入手しにくい、壊れても修理できるか不透明という背景事情を考えたとき、デッキが入手しやすくパソコンなどでも再生できるDVDへのダビングは、将来的なリスクへの備えになるといえるでしょう。
ビデオをDVDにダビングする4つの方法
ビデオからDVDへのダビング方法はいくつかあり、どの方法を用いるかによって使用する機材やかかる手間などが異なります。最適な方法は状況や価値観によっても異なるため、正しい知識を得て総合的に判断しましょう。以下ではそれぞれの方法を詳しく解説しますのでご自分に合った方法を選択しましょう。
1.ビデオデッキとDVDレコーダーを使用する
自宅にビデオデッキとDVDレコーダーの両方があるという場合は、双方を活用することでダビングできます。ビデオデッキの出力端子とDVDデッキの入力端子をRCAケーブル(黄色・赤・白)で出力する方法です。以下に手順をまとめました。
- 機材を準備した後、DVDレコーダーを録画モードにし、ビデオデッキ側を操作して再生できる状態にする
- ビデオデッキで再生してDVDデッキの録画ボタンを押す→ダビング開始
- 完了後録画を停止し、正常にダビングできているか確認
- ファイナライズ処理をする
※レコーダーによっては自動的に行う設定になっていることもある
ファイナライズとは、他の再生機器でも見られるようにする処理のことです。ファイナライズされていないDVDでは別のデッキやパソコンで再生できないため、忘れないようにしましょう。
2.VHS・DVD一体型レコーダーを使用する
VHS・DVD一体型レコーダーを所持しているときは、1台でダビングできます。一体型レコーダーとディスプレイをRCA(黄色・赤・白)ケーブルでつなぎ、映像を確認できる状態でビデオとDVDをレコーダーに挿入しましょう。
準備ができた後はダビングボタンを押してダビングを開始します。ビデオの再生が終了すると自動的にダビングも終了するため、終わるまで放置していても問題ありません。完了後はダビングできているか確認し、問題なければファイナライズして終了です。
3.パソコンを使用する
ビデオデッキ・パソコン・ビデオキャプチャの3点が用意できるときは、パソコンを使用してのダビングが可能です。あらかじめパソコンにビデオキャプチャソフトをインストールした上で、ビデオデッキとパソコンを接続しましょう。
このときに使用するケーブルは、ビデオデッキ側がRCA端子、パソコン側がUSB端子のものです。ビデオデッキとパソコンを接続した後、ビデオキャプチャソフトを起動して映像を録画します。
録画したデータが動画ファイルの形式でパソコンに保存されるため、保存されたファイルをDVDに書き込んでファイナライズ処理を行えばダビング完了です。
4.ダビングサービスを利用する
ビデオからDVDへのダビングは、業者に依頼することも有効な方法といえるでしょう。店舗への持ち込みや、宅配セットを利用して送付できるサービスを実施していることもあります。
費用はかかるものの、ダビングするための手間や機材を準備する必要がないことは、DVD化のハードルが下がる大きな要素です。大切な記録の長期保存を実現しやすくなるでしょう。
手軽にビデオをダビングするならダビングサービスがおすすめ
信頼できるダビングサービスの利用は、手軽かつ安全にダビングしたい方に最適です。以下のような状況の方は、ダビングサービスの利用を特におすすめします。
- ビデオの収納にスペースを取られているため改善したい
- ビデオの劣化が心配、もしくはすでに劣化しているビデオがある
- ダビングするための時間を取りにくい
- 新たに機材を用意したくない
また、プロにダビングを任せられるため、作業が複雑で分かりにくいと感じる方や、ダビングに失敗しそうで怖いと思っている方にも向いています。
ダビングサービスを利用するメリット
業者ダビングサービスには、自分でダビングするケースでは享受できない、いくつものメリットがあります。ここでは、主なメリットとして3つのポイントをチェックしましょう。これらのメリットに魅力を感じる方は、ぜひダビングサービスの利用をご検討ください。
1.機材を用意する必要がない
ダビングサービスを利用すれば、自分で必要な機材を用意する必要はありません。自分でダビングする場合、VHSデッキやビデオキャプチャ、RCAケーブル(黄色・赤・白)などを用意する必要があります。
すでに機材がある場合は問題ありませんが、なければ購入しなければならないことは大きな懸念点です。VHSデッキはすでに生産が終了しており、入手するのが難しいことも予想されます。機材を探しても見つからないケースが考えられるため、最初からダビングサービスを利用するのもひとつの手といえるでしょう。
2.ビデオを渡すだけで任せられる
ダビングサービスを利用する場合、基本的にサービスを提供している業者と契約してビデオを渡せばOKです。あとは業者がダビングしてくれるため、完成したDVDを受け取るだけで完了します。
ダビングサービスによって、ネット上で注文してビデオを配送するスタイルや、店頭へ持ち込み注文するスタイルなど、方法はさまざまです。
ネット上で注文できる場合は、自分のタイミングで準備を進められることが魅力といえます。店頭での注文は、スタッフに直接相談できるため安心という方もいるでしょう。自分に合った注文形態があるサービスを利用することで、さらに満足度を高められます。
3.テープの状態が悪い場合は修復できることも
古いビデオの中には、シワや劣化、カビなどが理由で正常に再生できなくなっているケースもあります。劣化が進んだビデオを自分でダビングするのは非常に難しいといえるでしょう。
それではあきらめるしかないのか、と言えばそうではありません。ダビングサービスを提供している業者が修復サービスも提供していることがあります。修復の対応可能な業者に依頼すれば、状態の悪いビデオであってもダビングできる可能性を高められるでしょう。
ただし、修復サービスといっても全ての不具合を修復できるわけではありません。劣化が激しいときや磁気が消失しているとき、破損が大きいときなどは修復できないケースもあります。
ダビングサービスを利用するときの注意点
ダビングサービスを利用すれば手間を大きく削減できますが、いくつかの注意点もあるため、事前に理解しておくことが大切です。例えば「コスト面」「納期面」でデメリットを感じることがあるかもしれません。メリットだけでなく注意点も把握することで、自分の状況に合ったダビング方法を選択しやすくなるでしょう。
大量にダビングするとコストがかさむことも
ダビングサービスはテープの分数や本数単位の料金体系に加え、テープトラブル補修が生じた際の追加料金が発生したりする都合上、大量に発注するとコストがかさむことがあります。そのため、選ぶ業者によっては予想以上に高額になるケースがあるかもしれません。業者によっては見積もりに対応していることもあるため、対応可能かリサーチの上依頼することで、おおまかなコストを把握できます。
しかし、コストがかさむことがある反面、手間を軽減できることは大きな魅力です。大量のダビングを自分で行うには膨大な時間が必要になることを考えると、デメリットがメリットを上回ることもあるでしょう。総合的に考えて判断することをおすすめします。
納期が長いケースがある
ダビングサービスの納期は数週間以上になっていることも多く、基本的に急ぎの依頼には向いていません。大量に発注するケースでは数か月程度かかるケースもあります。
特定の日までにダビングしたDVDを受け取りたいなどの事情があるときは、あらかじめ納期を確認するとともに、余裕をもって発注したほうがよいでしょう。「もう少し早く注文すればよかった……」という事態を避けられます。
ビデオのダビングはキタムラにおまかせ!
いざダビングサービスを利用しようと思っても、さまざまな業者があって選びにくいと感じる方もいるのではないでしょうか。
「どこに依頼するのがよいか判断できない」
「大切な思い出だから信頼できるところに任せたい」
とお考えの方は、ぜひカメラのキタムラのダビングサービスをご検討ください。以下にカメラのキタムラのダビングサービスについて、特にお伝えしたい3つのメリットをまとめました。
メリット1|さまざまなメディアに対応
カメラのキタムラでは、一般的なVHSからDVDへのダビングの他にも、さまざまなメディアに対応しています。対応しているメディアは以下の通りです(2021年6月時点)。
かつて一般的に使われていたビデオのほとんどに対応しており、DVDへのダビングが可能です。VHS以外のビデオをお持ちの方もぜひご依頼ください。
メリット2|スマホで動画を視聴できるサービスもあり
カメラのキタムラでは、「DVDにダビングした動画をスマホでも視聴したい」というニーズにもお応えしています。DVDダビング+スマホプラスをご注文いただければダビングした動画をスマホからも視聴できます。
専用アプリを使用して視聴・編集・保存が可能で、便利・快適にお使いいただけます。パソコンやDVDデッキで再生するだけでなく、スマホでも再生したい方はぜひカメラのキタムラをご検討ください。
お店注文の他、ネットからも注文可能
キタムラのDVDダビングサービスは、店舗の他、ネットでもご注文いただけます。注文方法によって料金や納期に差があるため、ご都合に合わせてお選びください。納期・料金の目安は以下の通りです。
注文方法 | 納期 | 料金 |
---|---|---|
お店注文 | 約1カ月~ | 1,780円(税込)/60分~ |
ネット注文 | ご自宅から発送後約16日 | 2,200円(税込)/本~ |
お店注文では録画時間による料金体系になりますが、ネット注文ではテープ本数であることが相違点です。ビデオの状態によっては納期が延びることもありますので、余裕を持ったご注文をおすすめします。
まとめ
思い出や記録をビデオに録画している場合、劣化などによって再生できなくなってしまうリスクがあります。しかし、劣化が進む前にDVDにダビングすることで寿命を大幅に延ばせ、思い出や記録を鮮明に保つことが可能です。
ダビングする方法はさまざまですが、手軽さや品質を求める方や機材を持っていない方は、ぜひカメラのキタムラにご依頼ください。カメラのキタムラでは、さまざまなビデオをダビングするサービスを提供しています。ダビングの年間受注本数NO.1の実績は、お客様からの信頼の証です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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