キタムラ流 証明写真の豆知識
マイナンバーカードの申請に必要な顔写真は、実はスマホのアプリで撮影したものでも問題ありません。しかし、マイナンバーカードは公的な身分証明書なので、顔写真にも規格が定められています。スマホは手軽に撮影できますが、不適切な写真の場合、受け付けてもらえないこともあるので注意しましょう。もちろん、加工により実物の本人と差がある写真もNGです。
また、マイナンバーカードは一度申請すると、基本的に10年間は同じ写真のまま使い続けることになります。街中で提示する機会も多いので、納得のいく写真を使用したいものです。
証明写真機や写真館など、顔写真の撮影方法がいくつかある中で、アプリを使用するメリットは何なのでしょうか。3つご紹介します。
スマホアプリでの撮影は基本的に0円です。より品質を求めるために有料アプリを購入する場合でも、数百円で済むでしょう。
アプリ撮影は外出する必要がなく、家にいながらでも顔写真を撮ることができます。写真の条件に適した場所や環境を自分で用意する必要はありますが、すぐに申請したい、家ですべての申請を完結させたいという人にはよいでしょう。
顔写真や証明写真用のアプリは、基本的に何度も撮り直しができます。長い期間、身分証明証で使用する写真なので、ブレや姿勢の歪みがない写真を使いたいですよね。時間や人目を気にせずに納得いくまで撮影し、何枚も撮影した中からこだわりの一枚を見つけたいという人にはぴったりでしょう。。
手軽な面もあるアプリでの顔写真撮影ですが、実はデメリットもあります。撮影方法を考える際に参考にしたい、アプリ撮影のデメリットを確認しておきましょう。
専用スタジオや証明写真機であれば、マイナンバーカードの顔写真に適した無地の背景が用意されていますが、アプリで撮影する場合は撮影環境も自分で整える必要があります。室内灯や影の向きを考えながら、マイナンバーカードの顔写真に適した無地の背景を見つけるとなると、自宅の中で準備するのは難しいかもしれません。
セルフ撮影だと、顔が左右に傾いたり顔の位置が写真の中央からずれたりしやすく、マイナンバーの規格に沿わない不適切な写真となってしまう可能性があります。スマホカメラの性能は年々良くなっているものの、慣れないうちは、ブレたり影が入ったりしやすく、納得のいく写真を撮るまでに時間がかかるでしょう。
郵送申請する場合は、アプリでの撮影後に自宅もしくはコンビニのコピー機などを使用し、自分で写真を印刷する必要があります。印刷方法によっては、写真にノイズが入り、マイナンバーカードの申請に使えないクオリティになる恐れもあるので注意しましょう。
オンライン申請する場合は、指定のファイル形式、ファイルサイズ、ピクセルサイズの規格に合わせた画像データの調整が必要になります。
アプリでマイナンバーの顔写真を撮影する際には、いくつかコツが必要です。初心者がまず知っておくべきコツを5つご紹介します。
マイナンバーカードの顔写真で使用できる背景は、無地のみです。色は白やグレーなどの落ち着いた色が望ましいとされています。自宅内に無地の壁がない場合は、カーテンやシーツなどを使用して背景にすることも可能。ただし、背景に影ができると申請が通らなくなってしまうので注意しましょう。蛍光灯の下は影ができやすいので注意が必要です。
蛍光灯の下よりも、自然光が入る場所で撮影すると顔を自然に明るく見せることができます。昼間の時間帯に、前方から光が入るような窓際で撮影するのがおすすめです。白いタオルを膝の上に乗せることで、写真館で使用するレフ版の代用にもなります。
スマホを手で持って撮影すると、ブレたり顔の位置がずれたりしやすくなります。表情や体の角度に集中するためにも、スマホスタンドなどを使ってスマホを固定する必要があります。
撮影する際は、顎を適度に引いてカメラと並行になるように意識しましょう。顔の位置が曲がっていたり、傾いていたりするとマイナンバーカードの写真として使用できません。第三者に確認してもらいながら撮影すると安心です。
顔の形やパーツを加工すると、本人確認として作用しなくなる恐れがあります。人の目では同じ人間に見えてもAIが違う人物だと判断する恐れがあるので、浅慮な加工は避けましょう。写真全体の明るさを修正する程度なら問題ないでしょう。
無料で使用できる顔写真撮影用のアプリを5つご紹介します。それぞれの特徴をもとに、目的に合ったアプリを選びましょう。また、お持ちのスマホ機種によっては、対応していないアプリもあるため注意が必要です。
アプリ名 | iPhone | Android | 特徴 |
---|---|---|---|
履歴書カメラ | 〇 | 〇 ※3×4cmサイズのみ | 撮影ガイドが表示されるので、顔の位置や大きさの調整がしやすい。撮影画像はコンビニのマルチコピー機や自宅のプリンターで印刷可能。 |
証明写真作成アプリ | 〇 | 〇 | 毛穴やニキビを感覚的に消せる修正機能付き。データはJPEG形式で作成されるので、コンビニや自宅のプリンターで印刷できる。 |
Bizi IDコンビニ証明写真 | 〇 | 〇 | 撮影ガイドに合わせて簡単に撮影可能。個別の写真を組み合わせて印刷できる「ファミリーモード」を使用すれば印刷代・紙代の節約に。 |
証明写真BOX | 〇 | ‐ | 自動で顔位置の調節や背景チェンジが可能。マイナンバーカード申請用の縦4.5cm×横3.5cmを含む、75種類のサイズに対応。 |
美肌証明写真 | 〇 | ‐ | 最小2cmから最大6cmまでのサイズを自由に選択可能。美肌効果に特化している。 |
※ 2022年1月時点での情報です。最新情報はそれぞれのアプリ公式案内サイトにてご確認ください。
カメラのキタムラの「証明写真撮影」なら、プロのスタッフのアドバイスを受けながら納得がいくまで撮り直しできます。本人確認に支障がない程度の加工にも対応しているので、毛穴や肌荒れが気になる人も安心です。
撮影は予約不要。最短10分とスピーディーに完了するので、急に必要になった際にもすぐに写真を用意できます。また、撮影データは無料で1年間クラウド保存されます。無料のネット会員登録で、スマホやPCからサイズ・背景を変更しての焼き増し注文や画像データ加工・注文・ダウンロード等を簡単に行えるので、他の用途で証明写真が必要になった際も非常に便利です。
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マイナンバーカード申請時に必要な顔写真のアプリを使った撮影方法についてご紹介しました。ガイド機能付きのスマホアプリを利用すれば、ある程度のクオリティを保った写真を手軽に撮影できます。ただし、自宅で撮影に適した環境を用意できない人、クオリティの高い写真を用意したい人には向かないかもしれません。自分の中の優先事項を考えながら撮影方法を検討しましょう。
カメラのキタムラの「証明写真撮影」では、研修を受けたスタッフがアドバイスをしながら撮影。肌荒れや毛穴などの気になる部分も、本人確認に支障がない程度であれば補正サービスで対応いたします。長く使う写真だからこそ、きれいな写真を用意したいという人はもちろん、スマホでは思うような写真が撮れないという人も、ぜひお気軽にご利用ください。
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