/更新:2024年04月30日 公開:2020年08月28日
遺影写真 はどのような写真が適切?写真が無い場合は遺影写真加工サービスがおすすめ
- # 写真# 復旧・修理# 写真修復・補正# 終活# 遺影
突然の身内のご不幸時は、するべきことがたくさんあり、気が動転してしまうものです。そのため、お葬式にふさわしい遺影用の写真をすぐに用意するのも大変かもしれません。また、遺影用の写真を選ぶことが初めてで、どのようなことに気を付けて選べばよいのかが分からない人もいるでしょう。
そこで、遺影写真の選び方や、ふさわしい写真が無いときに利用できる写真加工サービスについてご紹介します。
どのような写真が遺影写真に適するか
遺影写真にはピントや画像サイズがあっているものを選ぼう
遺影写真は、お葬式の際に多くの参列者に見ていただくものになります。できるだけ顔が大きく写っていて、ピントが顔にあっているものを選ぶようにしましょう。また、参列者に見ていただくことを考えると体は正面か少し斜めで、目線はカメラへ向いていることも大切です。
顔が大きく写っているものを選ぶのには理由があります。
遺影は、設置する場所により作成するサイズが異なります。祭壇用は四つ切りかA4サイズ、焼香台や仏壇用にはハガキやL判、またはキャビネサイズを用意するのが一般的です。このようなサイズで作成するには、元の写真を大きく引き伸ばす作業が生じるのです。
証明写真や集合写真などを使用する方もいますが、これらは元の写真の顔部分が小さいため、ぼやけたり画像が粗くなったりするのを避けられないでしょう。
デジタルデータならできるだけ解像度が高いもの、プリント写真なら顔の大きさが10円玉以上あるものを選ぶと画像の粗さやぼやけが目立たず、きれいな仕上がりになるでしょう。
- 顔が大きく、ピントが顔にあっているもの
- デジタルデータ:解像度が高いもの
- プリント写真:顔の大きさが10円玉以上
- 目線がカメラへ向いている
- 体は正面か少し斜め
故人の人柄があらわれた写真
昔は、“かしこまった真面目な表情に着物“というのが遺影として一般的でしたが、近年ではそこまでこだわらない風潮も多くなっています。どちらかといえば、自然な表情で故人らしさが出ているものが好まれる傾向にあるようです。また、故人が生前に気に入っていた写真を遺影として選んであげるご家族もいらっしゃいます。
お孫さんや子どもと一緒に写った幸せそうな表情のものや趣味に勤しむ活動的な姿、旅行先でのリラックスした顔など、遺族が「これこそが故人の本当の姿だ」と思えるものがよいでしょう。遺影はお葬式のみならず、その後リビングや仏壇に飾っておくことが多いからです。
その写真を眺めながら故人との思い出を懐かしんだり、悼んだりします。そのため、遺族が気に入った表情であることも大切なポイントになるでしょう。
背景がブルー系やモノトーン系の写真
一般的に遺影写真の背景として使われるもので最も多いのは、ブルー系、次にモノトーン系の順です。
ブルー系が選ばれる理由は、遺影写真として使われる暗めの衣装でも故人と背景に明暗差が生まれ、映えることが挙げられます。一方モノトーン系は、ブルー系とは逆に明るい色の衣装のとき選ばれることが多い傾向にあります
どちらの背景色も日本人の肌色と合う色ですので、遺影写真として飾るときにしっくりくる色といわれています。ただし、故人の肌色によっては衣装に関係なくブルー系がよかったり、モノトーン系の方が映えたりする場合もあるでしょう。
写真が無い場合は遺影加工サービスを利用するのが便利
お葬式までに時間がない中、色々な写真を探したけれど、ふさわしいものが見つからないと焦ってしまう方もいるでしょう。「表情は気に入っているけれど、孫を抱っこしている」「衣装が派手過ぎて遺影向きではない気がする」「自宅で撮った写真なので家の中が写りこんでいて使いたくない」「髪型が整っていない」など様々な理由があるでしょう。
そのようなときには遺影写真・肖像写真の写真加工サービスを利用する方法があります。近年は技術が発展してきたこともあり、あるものを消したり、差し替えたりなどの加工が簡単にできるようになっているのです。
このサービスは、遺影写真加工専門業者だけでなく、葬儀会社やチェーン店の写真屋さんでも取り扱っています。お葬式の準備は遺影写真を探すだけではありませんから、写真については加工サービスを頼ってみるのもおすすめです。すべてを満たすものがないときは使いたい画像を提示して、ふさわしい遺影に加工できるかどうか相談してみてはいかがでしょうか。
カメラのキタムラの遺影写真加工サービスでできること
それでは、実際にカメラのキタムラで提供している遺影写真や葬儀写真の加工サービス「遺影写真の作成・加工サービス」についてご紹介いたします。業者をお選びになる際の参考にしてください。
カメラのキタムラでは、お急ぎの方のための最短当日お渡しの「スピード仕上げ」をご用意していますが、高画質処理含む「高画質スピード仕上げ」、お仏壇やお部屋に飾るための写真加工「プレミアム仕上げ」サービスもあります。まず「スピード仕上げ」を詳しくご案内しましょう。
お急ぎの方は「スピード仕上げ」で最短当日お渡し!キタムラ店舗へ写真を持ち込みましょう
カメラのキタムラでは店舗に遺影写真候補の画像データもしくはプリント写真を持ち込み、「スピード仕上げ」を注文すると最短当日(※)に加工写真が仕上がります。スピード仕上げであっても、背景色と衣服着せ替え加工はサービス内ですので安心して注文できます。
(※)14時までの注文で当日仕上げ
【スピード仕上げ】 店頭受付・元写真はそのままお返し
- 1件 6,600円(税込) 仕上がり最短当日(14時までのご注文)
サービス内容:背景色変更、服の着せ替え
お渡し:修復画像データCD-R1枚(プリントする場合は別途プリント料金がかかります)
※2023年9月時点でのサービス内容です
【受付できる原版】
- プリントした写真
- 画像データ(JPEG、JPG形式)・・・メディアカード、CD-R、DVD-Rのいずれかに保存
それでは「スピード仕上げ」で対応している加工サービス内容について詳しくみていきましょう。
加工サービスその1:故人に合わせて背景を変更する
故人の人柄がよくあらわれた素敵な顔の写真はあるけれど、背景がふさわしくないということもあるでしょう。証明写真以外で背景がブルーやモノトーンなどの単色で写したものは案外少ないものです。そのようなときは、背景変更の加工をすることで対処できます。
背景にはスタンダードな色目だけでなく、別の色にしたり、グラデーションにしたり、模様入りにしたりなど、依頼する業者により様々なバリエーションが用意され、その中から選べるのが特徴です。
どの背景にするかは、故人のイメージに合わせたものを遺族が選ぶことになります。
加工サービスその2:和装からスーツスタイル等衣装を変更する
「もっと落ち着いた衣装にしたい」「ほかのご先祖様と一緒に仏間に飾るので着物の方がよい」などのご要望もあります。そのようなときは、和装からスーツ、スーツから和装など、衣装だけの変更もできますので、お好みで選択するとよいでしょう。
また、業者により衣装変更の中身は様々です。着物の正装、洋服の喪服、色付きの着物、ビジネススーツやカジュアルなスーツ、おしゃれ着や普段着など、加工する業者により違いがあります。もしどれがよいのか悩む場合は、無難とされる着物やスーツを選びましょう。
しかし、大切なのは参列した方々に遺影を見て故人と認識していただくことです。そのため、いつもスーツを着ることが多かった人にはスーツ、いつも同じ色の服で、そのイメージが大きい人にはその色の衣装などにした方がよいこともあるでしょう。
お仏壇やお部屋に飾るためのお写真をきれいに加工 ~プレミアム仕上げ~
葬儀なども落ち着いた後には、お仏壇やお部屋に飾る写真もご用意されると思います。長く飾る遺影写真だからこそゆっくり選んで、故人をキレイに魅せてあげたい・・・。
カメラのキタムラ遺影写真の作成・加工サービスの「プレミアム仕上げ」はスピード仕上げでも対応している背景変更・衣装変更に加え、家紋やより細かい部位の修整まで対応しています。
【プレミアム仕上げ】 店頭受付・元写真はそのままお返し
- 1件 12,900円(税込)仕上がり約20日
サービス内容:高画質化処理、背景色変更、服の着せ替え、家紋入れ、不要部位の除去(眼鏡や髭など)、カビ除去や日焼け修正
お渡し:修復画像データCD-R1枚、2Lプリント1枚
受付できる原版:スピード仕上げと同様
※2023年9月時点でのサービス内容です
それでは「プレミアム仕上げ」のみ対応している加工サービス内容について詳しくみていきましょう。
プレミアム仕上げ加工サービスその1:高画質化処理
AIによる加工処理で、写真を高画質化処理もご用意。
※高画質スピード仕上げ、プレミアム仕上げが対象
遺影に使う画像は古い画像や小さい写真の切り抜きになってしまうことも多いはず。
そんな時に高画質化をすれば、鮮明な遺影にすることが出来ます。
より多くの写真から遺影写真の候補を選ぶことが出来ますね。
プレミアム仕上げ加工サービスその2:家紋を入れる
代々のご先祖様の遺影を鴨居などに並べているご家庭なら、昔の人は紋付き袴や黒留袖などの着物を身に着けていることが多いと気づくのではないでしょうか。そのため、今まで見てきたご先祖様の遺影写真のように衣装を着物にするなら家紋を入れたいと考える人もいるでしょう。そのような要望に応えるサービスも用意されています。
家紋を入れたい場合は、加工を依頼するときに申し出が必要です。また、申し出るだけでなく家紋名や家紋の画像などを示さなければなりません。あらかじめ故人の家紋について調べておくことで、依頼をスムーズに運ぶことができます。
プレミアム仕上げ加工サービスその3:メガネ・髭など不要部分を除去する
遺影に使えそうな写真が見つかったけれど、人の手が肩に掛かっていたり、カバンの紐が肩に掛けてあったり、隣の人と重なっていたりする場合もあります。また、ご本人の顔にあるメガネや髭を取り除きたいと思うこともあるでしょう。
余計なものが写りこんでいると「この写真はダメ」と諦めてしまいがちですが、現在の技術ではその不要な部分を取り除くことも可能です。それどころか、依頼する業者によってはシワを取ったり、化粧を施したり、上がっていた腕を下ろしたり、目線を移動させたりなどをしてくれるところもあります。
ほかにも、乱れた髪型から整った髪型への変更や洋装の髪型を和装に合う髪型にすることもできます。
「スピード仕上げ」、「高画質スピード仕上げ」、「プレミアム仕上げ」のまとめ
すぐに必要な場合は「スピード仕上げ」、キレイな遺影をすぐに用意したい場合は「高画質スピード仕上げ」、時間に余裕をもって屋内に飾るための遺影をご用意する際は「プレミアム仕上げ」をご利用いただくと良いでしょう。
スピード仕上げ | 高画質スピード仕上げ | プレミアム仕上げ | |
---|---|---|---|
料金/1件 | 6,600円 (税込) | 9,600円 (税込) | 12,900円 (税込) |
納期 | 最短当日(14時迄のご注文) | 最短当日(14時迄のご注文) | 約20日 |
背景変更 | 〇 | 〇 | 〇 |
着せ替え | 〇 | 〇 | 〇 |
家紋 | なし | なし | 〇 |
高画質化 | なし | 〇 | 〇 |
その他修復 | なし | なし | 〇 |
写真プリント | なし※別途注文可能 | なし※別途注文可能 | 〇 |
お渡し品 | ・CD-R1枚(画像データ) | ・CD-R1枚(画像データ) | ・CD-R1枚(画像データ) ・2Lプリント1枚 |
故人の雰囲気に合った遺影写真を用意しよう
近年では生前に遺影写真を準備しておく人もいますが、多くの場合、限られた時間の中で遺族が悲しみをこらえながら探すことになるでしょう。しかし、条件に合うものを見つけられないことも考えられます。
そのときは、背景や衣装などを加工してくれる業者に頼り、故人の雰囲気に合った遺影写真を用意するのも一つの方法です。ただし、業者により加工に掛かる日数が違いますので、お葬式などの日程を考慮して仕上がり日の確認をしてください。
故人のイメージと合った遺影は、写真を見るだけで懐かしい思い出をよみがえらせる手助けとなるでしょう。
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