/更新:2024年04月30日 公開:2021年01月27日
【用途別】遺影写真の適切なサイズと選び方のポイント
- # 写真# 写真修復・補正# 終活# 遺影
「遺影写真に正しいサイズはある?」
「遺影にはどんな写真を選べばいいの?」
葬儀の準備中、そう悩む方も多いのではないでしょうか。突然の不幸だと葬儀当日まで時間がなく、「遺影写真の作成に失敗できない……」という不安もあるでしょう。そこで今回は、遺影写真の用途ごとの適切なサイズや、遺影にふさわしい写真の選び方について解説します。
遺影写真のサイズは用途に合わせて選びましょう
遺影写真のサイズに関して明確な決まりがあるわけではありませんが、ここでは一般的に遺影写真に使われるサイズをご紹介します。
葬儀の際、遺影写真は「祭壇用」と「焼香台用」の2種類を用意する必要があります。それぞれの用途で使われる一般的な遺影写真のサイズは、以下の通りです。
用途 | サイズ |
---|---|
祭壇用 |
|
焼香台用 |
※ キタムラでは小キャビネサイズのお取り扱いはございません |
祭壇用
祭壇とは、葬儀会場の正面に設置される壇のこと。祭壇に飾る遺影写真は、後方の席からでも個人の顔がはっきり見えるよう、大きめのサイズにする必要があります。一般的には、サイズは四つ切(よつぎり)サイズ(254mm×305mm)か、A4サイズ(210mm×297mm)が選ばれます。
焼香台用
焼香台とは、お焼香用の香炉や抹香を配置する台の事です。焼香台には、L判サイズ(89mm×127mm)または、小キャビネサイズ※(120mm×165mm)、2Lサイズ(127mm×178mm)といった小さいサイズの遺影写真を飾るのが一般的です。焼香台用の遺影写真は、葬儀の終了後にも自宅の仏壇や部屋に飾ることを想定して作られる場合が多いため、小さいサイズが好まれます。
※ キタムラでは小キャビネサイズのお取り扱いはございません
遺影にふさわしい写真を選ぶポイント4つ
ここまで遺影写真のサイズについて解説しましたが、実際にサイズを変更するためには写真の加工が必要です。加工をしても遺影の故人の顔を綺麗に見せるためには、加工前の写真選びがポイント。ここでは、遺影にする写真を選ぶ際のポイントを4つご紹介します。
- 写真の画素数が小さすぎない写真を選ぶ
- ピントが合っている写真を選ぶ
- 故人らしさや雰囲気に合った写真を選ぶ
- 背景や服装は気にしすぎる必要はない
写真の画素数が小さすぎない写真を選ぶ
遺影に使用する写真の画素数が小さすぎると、サイズ変更で写真を大きく引き伸ばした時に、画質が粗くなってしまう可能性があります。故人の顔が葬儀の参列者に鮮明に見えるよう、写真はできるだけ画素数が200万画素以上のものを選ぶことが大切です。
もっと知りたい 画素数の調べ方
画素とは画像を構成する最小単位のことで、小さな点、ピクセル(pixel)とも呼ばれ、画素数とはピクセルの総数のことです。例えば横4,000×縦2,666ピクセルの画像サイズであれば、10,664,000個の点が使われていることになり、約1,066万画素になります。
1.パソコンで調べる(Windowsの場合)
画像を右クリックしてメニューの「プロパティ」を選択。出てきたウィンドウの「詳細」タブを押す。2.スマホで調べる
フォルダに格納しているなら、画像を長押しして「詳細」や「情報」をタップ。幅や高さを確認する。3.無料オンラインツールを利用する
GoogleやYahooなどの検索エンジンで「画素 確認」等のキーワードで検索すると無料で確認できるサイトがヒットします。画像データをドラッグ&ドロップするだけなので手軽に利用できます。
ピントが合っている写真を選ぶ
写真がピンぼけしていると、引き伸ばした際に故人の顔がぼやけてしまい、加工で修正しても違和感が残ってしまう場合があります。また、遠くから撮影した写真や集合写真など、故人が小さく写っている写真でも拡大した際に顔がぼやけてしまいます。故人の顔を参列者の記憶にしっかり留めてもらうため、写真は故人の顔が大きくはっきりと映っているものを選びましょう。
故人らしさや雰囲気に合った写真を選ぶ
葬儀で使用した遺影写真を、自宅のリビングや仏壇など身近な場所に飾る人も増えています。遺影を眺めた時に故人の生前の姿をより鮮明に思い出すことができるよう、写真はできるだけ故人らしさが出ているものを選ぶことが大切でしょう。また、故人が生前に気に入っていた写真や、ご遺族が好きな故人の写真を選ぶという選択肢もあります。
背景や服装は気にしすぎる必要はない
遺影写真を選ぶ際、故人の服装や背景についてはあまり心配する必要はありません。近年は写真の加工技術が発達し、葬儀社や専門の写真店などに依頼すれば、背景や衣服の差し換えなどを行って遺影にふさわしい形に加工してくれます。背景や服装以外でも、髪型の修正や写り込んだ人や物の消去なども可能な場合があるので、困った時は一度プロに相談してみるといいでしょう。
遺影写真のサイズ変更や加工なら、業者への依頼がおすすめ
写真のサイズ変更や加工は、葬儀社や専門の写真店などプロに依頼するのがおすすめです。
「表情は気に入っているけど、服装が派手すぎる……」
など、遺影にふさわしい写真が見つからない場合もあるでしょう。そんな時は、写真加工サービスを利用すれば、専門技術を駆使して写真を遺影用に綺麗に仕上げてくれます。突然の不幸で急遽写真の用意が必要になった場合でも、最短当日で仕上げてくれる業者もあるため安心ですよ。
【最短当日】遺影の写真修整・加工サービスなら、カメラのキタムラ
身内に突然のご不幸があった時、葬儀場の手配や打ち合わせ、参列者への連絡など、準備することはたくさんあります。そんな時にご利用いただきたいのが、カメラのキタムラの「遺影写真の作成・加工サービス」です。
遺影にしたい故人のお写真や画像データを店舗へお持ち込みいただければ、背景色の変更や衣服の着せ替え、家紋入れなどを行い、遺影にふさわしい形に加工・修正いたします。
お借りしたお写真には一切手を加えず、画像をスキャニングして新たに修正・加工します。作成した画像データはCD-Rにてお渡しし、その場でプリント注文や、肖像写真用フレームの注文も可能です。
このサービスの大きなポイントは、お急ぎの方へ向けたスピーディーな対応が可能なこと。14時までに「スピード仕上げ」で注文すれば、背景の変更や着せ替え加工をして仕上げた写真を最短当日でお渡しできます。
また、「プレミアム仕上げ」で注文すれば、背景や衣装の変更に加え、細かい修正や家紋入れにも対応いたします。葬儀が終わった後、自宅で飾るためにもっと綺麗な遺影写真を用意したいという場合にご利用いただくのもおすすめです。
急ぎで遺影写真の用意が必要という方や、遺影写真の故人をより綺麗に魅せてあげたいとお考えの方は、ぜひ一度お近くのカメラのキタムラにご相談ください。
遺影写真は故人らしさのあるものを選びましょう
葬儀まで時間がない中でも、大切な方の遺影だからこそ後悔のないよう綺麗に仕上げたい、と考える方は多いでしょう。そのようなご遺族の方の気持ちに寄り添い、カメラのキタムラでは大切な方の遺影写真を、できるだけ自然な形で綺麗に作成いたします。生前の故人らしさが表れた遺影写真にすることで、写真を眺めるたびに故人をそばに感じることができるのではないでしょうか。
カメラのキタムラでは、葬儀の準備で遺影写真まで手が回らない方にも、葬儀が落ち着いた後ゆっくりと遺影写真を用意したいという方にも、ぴったりの写真修正・加工サービスを用意しています。遺影写真に関してお困りの方は、お近くの店舗までお気軽にお問い合わせください。
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