/更新:2024年07月03日 公開:2021年09月29日
フィルムをスキャンする方法3選!スキャナー選びのポイントも合わせてご紹介
- # デジタル化# ネガ# フィルム
フィルムをスキャンして、思い出の写真をデータ化したい。そういった人は多いのではないでしょうか。アプリやスキャナーを利用することで、高い解像度でフィルムをスキャンすることができます。今回は、スキャナー選びのポイントも合わせて、フィルムをスキャンする方法を3つご紹介します。
フィルムをスキャンする方法3選
フィルムをスキャンする方法は主に3つあります。コスト、画質、時間の評価とそれぞれどんな人におすすめかを合わせて紹介していくので、ぜひご覧ください。
フィルムスキャンアプリを利用する
コスト | 画質 | 時間 |
---|---|---|
◎ | △ | △ |
スマホ一台ですぐにできるため、今回紹介する中で最も手軽な方法です。無料で利用できるアプリもあるので、コストを抑えられるのもうれしいポイント。しかし、画質は他の方法に比べてあまり良くありません。さらに、フィルムを1枚ずつスキャンする必要があるため、量が多いと時間がかかってしまうでしょう。
画質はあまり気にせず、スキャン枚数も多くないという人、とにかく手軽に安く済ませたいという人におすすめです。
デジタルカメラで複写(デュープ)する
コスト | 画質 | 時間 |
---|---|---|
△ | 〇 | 〇 |
デジカメでフィルムを直接撮影し、データ化する方法です。シャッターを切るだけなので撮影自体に時間はかかりませんが、データ化した写真を後でレタッチする必要があります。画質は、デジタルカメラの画質に準じるので、アプリに比べると高画質と言えるでしょう。複写する際は、デジカメの他に、マクロレンズ、スライドコピーアダプターもしくはフィルムデジタイズアダプターが必要。
既にデジタルカメラを持っていて、できるだけ時間をかけずに高画質でスキャンしたいという人におすすめです。
スキャナーでスキャンする
コスト | 画質 | 時間 |
---|---|---|
△ | ◎ | 〇 |
スキャナーとは、文字や写真、絵などの原稿をパソコンなどの端末内に取り込むことができる機器です写真を読み込み、その内容をデータ化してパソコンなどの端末内に取り込むことができる機器です。フィルムをセットするだけで、一度に大量の写真をスキャンできます。初期費用はかかってしまいますが、画質や手間を考えるとコストパフォーマンスが高い方法と言えるでしょう。
思い出の写真だからこそ、ベストな状態でデータに残したいという人や、今後もフィルムカメラを継続的に続けていく予定の人におすすめです。
フィルムスキャナーの種類
フィルムスキャナーには、フィルム専用スキャナー、フラットベッドスキャナー、シートフィードスキャナーの3種類があります。それぞれの特徴を詳しくご紹介します。
フィルム専用スキャナー
フィルムのみスキャン可能なベーシックタイプのスキャナーです。フィルムのスキャンのみに用途が限定されている分、手ごろな値段のものが多いです。解像度が高く、スキャンの効率も良いため、ほかのスキャン機能は必要ないという人におすすめ。速さや画質にこだわりつつも、できるだけ費用を抑えたい場合はフィルム専用スキャナーが良いでしょう。
フラットベッドスキャナー
フィルムだけでなく、現像済みの写真や書類もスキャンできるスキャナーです。フィルムを挟んで固定した形でスキャンできるので、読み取りの精度が高いという特徴があります。フィルム専用ではない分、商品によって解像度に幅があるため、フィルムスキャンで使用する際は高解像度のものを選ぶようにしましょう。
シートフィードスキャナー
フィルムや写真だけでなく、イラストや書類もスキャンできるスキャナーです。フィルムスキャン機能付きの商品は少ない傾向にありますが、一度フィルムをセットすれば自動で読み取ってくれるので効率的にスキャンを行うことができます。ただ解像度は比較的低めなので、画質よりも作業効率を重視し、大量のフィルムをスキャンしたい人におすすめです。
フィルムスキャナー選びのポイント
せっかくフィルムスキャナーを購入しても、用途が目的と合っていなければ本末転倒ですよね。ここでは、フィルムスキャナーを選ぶ際にチェックしたいポイントを3つご紹介します。※掲載情報は2021年9月時点
使用しているフィルムに対応しているか
フィルムにはさまざまな種類があり、一般的なフィルムカメラで使用されている35㎜フィルムはほとんどのスキャナーが対応しているため、フィルムスキャン対応のスキャナーであれば基本的に問題ありません。110フィルムや126フィルムなど、その他の種類のフィルムを使用している場合はスキャナー購入前に必ず確認しましょう。
フィルム以外もスキャン可能か
フィルムだけスキャンできれば良いという人は問題ありませんが、せっかくスキャナーを購入するなら写真や原稿も対応したスキャナーが良いという人も多いです。現像済みの写真をデータ化したい時は、フィルム専用スキャナーではスキャンできませんので注意しましょう。購入後にフィルムしかスキャンできなかったという事態を防ぐためにも、事前に確認することが大切です。
色補正やピント調整の機能がついているか
色補正やピント調整は、フィルムの状態や撮影状態によって生まれるキズやホコリ、ボケなどを自動で調節してくれる機能です。本来は1枚ずつ修正する必要がありますが、初心者にはかなり難しく、多少の専門知識を学ぶ必要があります。最初は自動で修正してくれるものが安心でしょう。
自分の目的に合ったフィルムスキャン方法を選びましょう
フィルムをスキャンする方法とスキャナーの選び方をご紹介しました。
フィルムのスキャン方法はいくつかありますが、フィルムカメラと長く付き合っていく予定であれば、フィルム本来の味わいや画質を活かせるフィルムスキャナーの使用がおすすめです。ご紹介した選び方のポイントを参考に、用途にあった一台をぜひ見つけてくださいね。
カメラのキタムラでは、大量のネガを一括でCD保存できる「フジカラーCD」やフィルムを高解像度に変換してDVDに書き込む「プロフォトDVDサービス」などのデジタルデータ化サービスも行っています。フィルムを手軽にスキャンしてもらいたいという方は、ぜひ一度こちらもご検討ください。
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